出張捕獲について capture

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なぜ出張捕獲を
するのか

「殺処分数ゼロ」の実現には、いたずらに命が増えない仕組みを作ることが大切です。猫の繁殖力は鼠算方式です。1匹のメス猫は生後約半年から子どもを生むことができ、1年に２〜３回出産し、１回の出産では約5匹の子猫を生みます。つまり、1匹の野良猫が1年後には50〜70匹に増えている可能性があります。そのため当院では、野良猫の不妊手術をしたいという方の気持ちにできる限り応えたいと考え、捕獲器による捕獲のお手伝いや出張捕獲の依頼も受けております。

TNR活動

01
T＝TRAP (掴まえる)

捕獲器を使ってのらねこを
捕まえます。
02
N＝NEUTER (不妊手術する)

これ以上不幸な猫が増えないように、
不妊手術を行います。この時に不妊手術を
した証として耳をカットします。
03
R＝RETURN (元の場所に戻す)

その猫が暮らしていたもとの
地域に戻す。

耳カットは不妊手術した証です。

さくら猫と呼ばれています。

なぜ不妊手術をして元の
場所に戻すのか

すべての猫たちを保護できる施設はありません。また、お世話できる人もいません。これまで野良猫として暮らし、人間への警戒心が強い猫たちを無理やり保護することはストレスとなり、病気の原因にもなりかねません。一匹で生きていく力のある成猫は元の場所に戻し、定期的に餌を与え、地域で可愛がる＝地域猫にします。ただし、人馴れしすぎていて心無い人間に虐待されてしまう恐れのある猫や、まだ手術ができない子猫などは、保護して里親探しを行う場合もあります。

「地域で可愛がる＝地域猫」
のメリット

不妊去勢手術をすることで

繁殖が抑制され新たな子猫が生まれません。また、発情期がなくなるので、夜鳴きやスプレー行為（マーキング行動）、猫同士のケンカも少なくなります。
適切なエサやりや
トイレの管理を行うことで

エサの与える時間と場所を指定することで、ゴミを荒らさなくなります。トイレも決まった場所に設置することで、敷地内で糞尿をすることが少なくなります。
地域で活動することで

コミュニケーションが生まれ、猫に関わる住民間のトラブル解消が期待でき、猫が好きな人も嫌いな人も、猫も、仲良く暮らせる社会の実現につながります。