当院では卵巣、精巣を臓器提供しております。
当院ではいままで手術で取り出した卵巣、精巣を破棄しておりましたが、大阪公立大学と提携し、手術で取り出した卵巣、精巣を大阪公立大学獣医学部 細胞病態学研究室に臓器提供しております。この臓器は絶滅危惧種である野生ネコ科動物の種の保存や再生医療研究に役立っています。研究が進むことで、絶滅危惧種の猫たちの種の保存ができるだけでなく、ネコ胚幹細胞(ES細胞)や、ネコ人工多能性幹細胞(iPS)細胞から、様々な細胞を作ることができるため、ネコの再生医療応用が期待されます。ネコの卵巣や、精巣がたくさんあればあるほど研究が進むとあって、我々も張り切って毎日手術に取り組んでいます。猫の寿命が30年は当たり前の時代はすぐそこにあるかもしれません。くわしくはこちら。